2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

教育ってどうあるべきなんでしょうね、ていうお話

べつに学校制度について云々したいわけじゃない。もっとうすぼんやりした直感的な話。 教育ってだいたいふたつパターンがありますよね。既存の制度・規範・価値観・道徳・その他もろもろをごりごり子供に押しつけるタイプのものと、自由にのびのび、感受性豊…

大学ぼっちよ、君は「孤高」でも「ダメ人間」でもない

大学の先輩と食事したときに、そのひとは、人間に欠点などない、といった。ぼくの直感だと、最近、世の中はどんどん相対主義の考え方をとるようになってきていて、この発言もその一貫なんだろうとおもう。ぼくはこういった格言めいた言葉自体がきらいなのだ…

アイドルのウンコが「世界」を内包する(木下古栗論)

中原昌也だとかカミュだとかを語るのってけっこう勇気いる。だってもうプロの文芸評論家だとか文学部の学生だとかがさんざん語りつくしてるだろうからね。でも木下古栗はちがう。中原昌也よりもおもしろいのに、ほぼだれも語ってない。もったいないことであ…

中原昌也は恋空をいかにして超えたか

中原昌也、とタイトルにあるのに初っ端から違う作品について書きたいのですが、2007年の芥川賞受賞作に、諏訪哲史「アサッテの人」というのがありました。失踪してしまった「叔父」が普段から発していた「ポンパ」などという意味不明な言葉たちの正体を、作…